PKOの史的検証(錦正社(軍事史学学会編))

『PKOの史的検証』(共著)

 平和維持活動(PKO)は1948年の「国連休戦監視機構」のパレスチナ展開以来、約60年の「歴史」を有する。日本のPKO参加も1992年の国連カンボジア暫定統治機構以来、16年目に入った。紛争の平和的解決、停戦の監視、秩序の維持、ポスト・コンフリクトの再建過程における武装解除と治安維持、インフラの整備、復興援助など、世界各地で現在進行中のPKO(平和維持活動)を歴史的に検証する。また、近年注目されている「人間の安全保障」やグローバル・ガヴァナンスの観点からの分析も試みた。歴史研究と現代の課題が交叉するPKOの本質に新進気鋭の研究者による学術研究と、自衛隊PKO経験者による「実践知」の双方向から迫る画期的論集。軍事史研究者はもとより国際政治、国際法、国際機構の研究者および実務家の必読の書。
著者担当項目 冷戦後における国連平和維持活動の変容とその改革問題(293~307頁) 
1990年代の初めから今日まで、平和維持活動がどのように変容を遂げてきたのかについて言及すると共に、この間国連内外で公表された代表的な改革案に論及し、その上で平和維持活動の改革問題を検討した。
頁数 363頁 出版社 錦正社(軍事史学学会編) 発売日2007年4月

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